後でやろうという野郎(男性)の心理

こんにちは。今回は、なんでも後回しにしてしまう。後でやろうという野郎(男性)の心理をテーマに話したいと思います。
 林修先生は言いました。「いまでしょ!」今ではもう、”桃太郎”か”いまでしょ”かどっちが昔話か分からなくらい古い流行語となっていますが、ですが、これは不朽の名言といっても過言ではない。行動力の速さは成功の鍵ということもあるようで、人を動かすキャッチーな名言です。余談だが、コーチングの際、まれに修事故が起きてしまう。「できていないじゃないか!いつやるのよ?」とうっかりと詰めていることがある。with怒り口調であるので、空気はピリついている。クライアントは、不朽の名言をいうべきか、言わざるべきか、この質問はフリなのか、どっちが正しいのか探る。私も、事故に気付きく。「しまった」と後悔する。やりにくくなったものだ。
 結論、後でやろうとしていることが間に合えば何も問題ない。そりゃそうだ。納期やデッドライン、決め切り、提出期限と呼び方は様々だが、日本人は特にそこを守るのが優れてるんだって。遅刻をしない、期日を守る。それだけでも信頼が得られるという民族である。
 後でやることが悪であることはない。間に合えば迷惑をかけることもない。
という考えと反する意見として、やっつけで間に合ってもどうしよもないという質を求める意見がある。
より良いものを作ろうとするならば、やっぱり時間はある程度必要なわけで。誰もが経験のある夏休み読書感想文。今ではネットからの引用なのかパクリなのか、いずれにせよ写せば提出が間に合う。いかに学校の先生にバレない程度の程よいランクの作文を探せるか。検索能力が文才より必要ではないかと言わざるを得ない。驚くべき事実は、7月から指定図書を読み、じっくりと、3日かけて感想文を自信作として提出したにもかかわらず、一重丸と「誤字がなくて良いですね。字も綺麗で読みやすいです。」という先生の二文で終わる。作品の内容以外で褒められていることは幼心に傷を追った。時間をかけても愚作を作るやつはおる。信じられないでしょうが、小さい頃の私はそんなもので、この事実は、文才なき若者に「俺もできるんだ」という勇気を与える判例となっていることでしょう。
 結婚式の披露宴を例えると、なんであんなに前から準備するんでしょうかね。式場によっては半年以上前から予約する。入念に時間をかけて準備することになる。それでも半年は長いって。情報番組で、関東の有名レストランの予約半年待ち!それを見て、「そんな半年も待つようなのは富豪か芸能人か。私には関係ない」と思っていた。予約は忘年会の居酒屋1か月前が最長だと思っている人間は、そんな先の未来を考えて生きたことがありません。そんな今を生きる人間が、披露宴を成功させようと、客人の食事を決め、お土産を決め、キャンドルサービスの時間をとるのか、皆との記念写真の時間をとるのかとプランを考え、用意周到に準備を行う。結果どうかるか。大成功!となる。
 人生も同じで、大成功を収めたいのなら、じっくりと質をあげることが大事なのではないか。プレゼンの準備を1ヶ月先からやって、それが私の読書感想文のように大したものでない可能性もある。時間をかけることが必ずいいものを生むかは分からんが、きっと、感想文を2時間のやっつけで書き上げていたら2行あった先生の直筆の返信が「大変よくできました」のスタンプに変わったかもしれない。と思うより他ならない。

 それを踏まえて、あとは自分がどうしたいかで決まる。
 やろうとしていることが、出世や信頼を得ることに関係がないのであれば、納期ギリギリに間に合わせるなどして”締め切り”と”焦り”をスリルとして楽しむといい。逆に、自分にとって、このタスクが金や物や達成感の満足度を上げるようなご褒美付きであれば、欲丸出しに時間をかけて人参をおいかける楽しみを味わうといい。
と私は思う。

 自衛隊は時間管理に厳しいことは有名。私、実は自衛官でした。そのときのエピソードを最後に一つ。私のいた部隊は「ジャストタイム」という時間管理術。点呼のために18時集合であった時、17時55分と早めにグランドにいたら怒られた。なぜか。それは just time なのだからである。早くもなく遅くもなくということである。 シャバの常識は通用しないと理不尽さを感じたが、後に理解した。突撃訓練があり、その内容は敵陣本丸を同時攻撃するというもの。イメージしやすく伝えると、戦国時代。豊臣秀吉が幹部揃えて作戦会議をしている陣がある。戦中なので、その陣は野原。そういった映像が浮かぶと思うが、そこの陣を襲う。竹槍持って襲う。みんなで一斉に襲う。みんな陣の近くまでほふく前進で200m近くまで気づかれないように這っていって茂みに隠れている。そんな近くに行く前に敵に気づかれるじゃん。というのは無しにして、都合よく茂みが生い茂っていると思ってもらって。みんなといってもペアやチームで茂みに隠れているのではなく、各個前進と言って、仲間がどこにいるか分からない状態で1人1人バラバラに近くの茂みに身を潜めている。という状態。あとは一斉にぐわーっと現れ「や〜」といってバラバラなところから同時に飛び出す。相手びっくり。秀吉討ち取ったり〜。
で、一斉のタイミングをどう作るのか。36分00秒にて突撃。という命令が出ているので、あとは、腕時計を見ながらドキドキしながらジャストのタイミングで飛び出す。わかりやすく伝えようとちょっと長くなったが、要は、時間ぴったりじゃないとだめ。5秒でも先走って「や〜」と突撃したら一斉でなくなり、目立ったぼっちは蜂の巣にされちゃうよ。ということ。

準備して、商品開発を十分にして、素晴らしい物、プレゼンであったとしても、それを世に出すタイミングが速すぎるということで失敗することもある。タイミングは大事らいしい。

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