アウトプット

経営者についての話です。
よーく考えてごらん。あなたが今考えていること。それで何か変わりますか?無駄なんじゃありませんか?
受験勉強の時に「合格しなければ全ての勉強が無駄に終わる」という話がある。その通り!
優しい先生はこう言う「合格しなくても、受験を通して頑張った努力は将来の役に立つ」その通り!
誰も落ちたくはない。無駄な勉強はしたくない。だから、勉強に効率というものを求める。受験中に、数学の不思議について探求したり、歴史上の人物にスポットを当てて、「面白い生き方やな〜」と感心するのは一部の天才がしていていいこと。それ以外の受験生は坂本龍馬とて、ただの一点にしかすぎないと暗記する。それが効率というもの。
 あなたが今やっていること。それは、お金を稼ぐという仕事です。
月末の売上をみた時に「目標のお金が通帳に入っていなければ、その月のやったことは無駄に終わる」
優しい上司や仲間は「うまくいかなくても、経験になるから、たくさん失敗すればいい」
失敗すればね。失敗を失敗とみとめず、中途半端に自分守っているものがいる。「今は、この失敗も自分の投資とかんがえてるんだ」かっこいいが、失敗を失敗と思っていないことが多い。口だけ失敗やろうである。「君のことを大事にするよ」口だけじゃん!と同じように、これでは友人の経営者にもモテない。
 ちゃんと凹めぇ。投資もいいが、失敗したならちゃんと凹めぇ。正しい失敗の仕方がある。ちゃんと凹めることができる人間は、そのプロジェクトを真剣にやったものだけである。真剣にやったものだから落ち込む。頭抱えて、しゃがみ込む。これが正しい失敗の方法。しゃがみこまなければならない。しゃがみ込んだら、屈伸状態になる。屈伸した足は、次にジャンプするときのバネになる。だから高く飛べる。
 で、話を戻すが、受験勉強と同じように、仕事にも効率は必要だ。仕事の効率と言ってもいろいろな角度の効率がある。ここでは、頭の中についての効率についていいたいことがある。いわゆる、「仕事のことをいろいろ考えてます」ということは、効率が悪くないか。ということだ。
仕事というのは思った通り進まない。モノポリでもなければ、キッザニアでもない。うまくいくためには思考より運が必要。そう、運が必要。という私の一つの考えを「だよね」と言ってくれる人はいないのだが、私は事実だと思っている。自然に人間が勝てないのと同様に、運には人間の思考は勝てないという考えも私にはある。だから、確率論で成功を手にするのがいいのではないか。思考で成功を手にするのではなく、確率。確率をあげるためにはどんどん挑戦することが必要。が、普通は、失敗をしないようにするために、思考が最優先で、自分の中でgoサインがでるまで挑戦しない。挑戦とはつまり行動であり、アウトプットである。一つのアウトプットを出すのに、時間かかりすぎてない?考えすぎてない?自分の納得いくプランを考えたって、どうせ、うまくいかないって。だって運なのだから。友人に相談したってどうせうまくいかないって。自分と友人は違うのだから。そんなに考えなくてもいいよ。どうせ、あなたの考えなんて大したことないのだから。運という巨大な力の上では、あなたの考えなんて無力なのだから。
 チャレンジ、行動というアウトプットすることは当然大事。そんなことは誰でも知ってる。そこで終わらずに、アウトプットを増やすことが大事なのではないかと。マーケディングを学ぶのは楽しいが、それは思考を深めること。文頭に例として出した坂本龍馬について楽しく学ぶことであり、1点の価値しかない。余談だがセンター試験で”坂本龍馬”という答えになる問題は出題されたことはない。1点の価値すらもない。受験勉強という意味ではね。あなたの学ぶマーケディングとはそういうことになっていませんか。仕事=稼ぐという効率からは離れてしまっていませんか。というお話でした。

 自然と立ち向かうために、堤防や、ダムを作ったりする。それができるのは、国や地方自治体である。運と立ち向かうことができるのは大企業である。彼らは、タイミングやヒット商品、ブームを作り出すことができる。我々にそんなことはできない。われわれは運と戦ってはいけない。運という自然を受け入れ、運と共存する必要がある。日照不足で実らなかった米があっても、丹精込めて作り上げたプロジェクトがうまくいかない時があっても、自然が悪いわけではない。自分が悪いわけでも他人が悪いわけでも時代が悪いわけでもない。運という自然を受け入れ、運と共存することが必要ではなかろうか。

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