一般人が聞いても役に立たない3つのサボりの技術

ブログなどを読んだ方、内容に感心しすぎて、どうも私を神手前の教祖みたいに持ち上げる方がいらっしゃる。ちなみに、コメントやメールありがとうございます。申し込みのボタンをおすべし。といつも書いているし、言っている。問い合わせは当サービスの問い合わせ用だと認識しているが、どうも、問い合わせフォームから、ブログの感想を送る者がいる。全くもって、ありがとうございます。
で、そんな、人によっては高天原に住んでいるともっぱら噂になっている私が、イメージが崩れるかも知れないサボりというものについて話します。
どうやら、エデンではサボるという言葉があるという。なんのことは分からず、辞書でくりました。サボるとは”怠ける”とある。ほほう。それは、愉快な行動じゃな。

冗談はさておき、自衛官時代に身に付けた3つのサボりを今回話します。みなさんに応用できるように論じたかったのですが、特殊すぎて、無理。今回の記事は、気楽に読んでほしいと思います。

一つ 白手袋をはめた状態での捧げつつのサボり方

捧げ銃(ささげつつ)という銃を持った時の敬礼がある。ググっていただければどういった敬礼かわかると思う。美しい姿勢、型であると私は思う。美しさの裏には、陰で支えてくれている者がある。それは日常生活では絶対使わない筋肉たちである。捧げ銃のポーズは特殊過ぎて、初めて習った時は筋肉痛が起きるほど。鍛え上げるうちに筋肉が発達していく。筋肉の発達一緒に、悪知恵も発達していく。どうすれば、この姿勢を楽にしていくか。それは、右手の皮膚を食い込ませるように銃に絡ませれば握力も使わず楽ができる。といっても自衛官しかわかっていただけないだろうが、この特殊な話を楽しんで欲しい。皮膚を食い込ませると楽になるのだが、それを無効化するアイテムがある。白手袋、通称シロテである。無茶苦茶かっこいい。なにかの表彰式とか、大事な時につける。で、無茶苦茶かっこいいけど、白手袋はさらさらしてるの。白手袋をした瞬間に、摩擦力がなくなるの。すると、捧げ銃の時の皮膚を絡ませる技が使えなくなる。もう、自力で握るしかないので、握力が必要になる。長時間は耐えられない。ここでもちゃんと技がある。白手の親指と人差し指の水かきのところを少し濡らしておく。そうすることで素手と同じくらい楽に捧げつつができる。
白手袋の時のサボり方。濡らす。

一つ ほふく前進におけるサボり方

序数を減らす。
どう言ったことかというと、ほふく前進には第1から第5まである。上官が「第3ほふく!」といっても、第2ほふくで誤魔化す。第3を第2ほふくと序数を減らすのだ。
具体的に、第1ほふくは、お姉さんずわしして、それで移動する。そんな姿勢。だから楽。一般のみんなが知っているほふく全身は第4。昆虫のようにわっさわっさ。まぁ、しんどい。で、第5が地獄。ほっぺたを地面にこすりつけ、草を握って前に進む。足の爪先で進まず。かかとで進む。足の爪先で進むとかかとが浮くそうだ。地面から浮いた分だけ敵の鉄砲に当たる確率が増える。怖いね〜怖い。地面との一体化をいかに楽しむか。まぁ、よくしたもので、草っ原で迷彩服をきられてほふくされると、同業者でもなかなか見つけることが難しい。サーモグラフィが役に立つ。
序数を減らしたように見せない技術は必要であるが、身につければ非常に有効な楽を手に入れられる。

一つ 野営訓練時の移動中におけるサボり方

何十キロという荷物を背負い、道無き山を移動することは、とにかくしんどい。靴紐を結び直すフリをして、数秒サボる。という手段を最初取りがちだが、それでは、皆の移動に遅れをとり、また追いつくのにちょい駆け足が必要。プラマイゼロ。皆の移動をちゃんと止めつつどうするか。傾斜から滑り落ちる。こうする。理想は10m程度。これが一番いい。1人が落ちたら全体の移動はとまり、「大丈夫か!」となる。「大丈夫です!」といいながら、ゆっくりと起き上がりながら、「痛っ」とかどこか痛めたフリをすればさらに5分はサボれる。サッカーでの試合終盤、なんでもない接触ファールのときに選手が倒れ込んでいるあれと同じ。上級者になると、斜面からの堕ちどころを水溜りのあるところを選ぶ。その水溜りの水をすかさずすすり飲むという強者もいる(訓練中、水筒の水はないに等しい)。注意点は斜面と間違えて、崖を選ばないこと。うっかり死んでしまう。同僚から「お前足引っ張んなよ。」と言われそうなものだが、逆で「休めたわ。さんきゅ」感謝される。

以上であるが、役に立てる情報があれば嬉しい。

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