どうやら、私のファンの9割は男。ということで、汚いことを記事にしてもいいだろう。ということで、汚い話をします。
トイレの神様は本当にいるのか。トイレがきれいな会社は成功する。という伝説を聞いたことがあるだろうか。人によっては、自分の家のトイレを素手で中まで洗う。幸運を掴むために。という話を聞いたことがあるだろうか。日本に旅行に来た外国人は日本のトイレに驚く。ウォシュレットがつき、蓋が自動で開いたりしまったり。ワォ!という話を聞いたことがあるだろうか。
とある日、私は有名カフェ店のトイレで大をしていた。そのカフェのトイレも掃除が行き届いており、トイレにもかかわらず、居心地の良い空間を演出していた。トイレは男女に分かれており、入り口は鍵はついてなくてドアだけのタイプ。大の小部屋にだけ鍵がある。といった作り。大のスペースも広く、あまりのリラックス空間に、スマホを触っていたずらに時間を過ごしていた。すると、電気が消えた。真っ暗だ。人感センサーを使って、トイレの電気を自動的にオンオフするあれね。最初は慌てなかった。「おやおや。」と思い、天井を見上げて、手を振る。「センサー君ここだ〜。ここに人いるよ〜。」反応しない。「おやおや。」次に、見送る船舶に手を振るくらいダイナミックな揺れで試してみたが、センサーが反応しない。焦ってきた。なぜかというと、まだ、尻を拭いていない。そして、真っ暗だ。「人感センサーの範囲が大のところまで届いて無いって、どういうこと!?」と、何かに文句を言うところだが、それどころでは無い。尻がきになる。どうしよう!「ヘイshiri!尻だけに!」とスマホに相談しようとするくらい焦っている。うん、それは、嘘ですね。shiriに相談して無いです。選択肢は2つ。一つ、立ち上がり、トイレ入り口には届いているだろう人感センサーを反応させる。一つ、誰か人が入ってきて、人感センサーを反応するのを待つ。
さて、どうするか。前者の立ち上がり、入り口まで行き反応させることについてシュミレーション。拭いていないのに立ち上がるのは、ただただ嫌。ハイリスク。仮に嫌を我慢したとして、入り口に行くときに、ズボンを履くのか。履けばいいのだが、ブツがズボンについたらどうしよう。拭いてないのに履きたくない。ズボンを履かないとするならば、ブツを隠しながら大の扉を開け、入り口へ進んでいくという冒険。大なだけに大冒険。ブツを隠しながら入り口に向かう途中、タイミング悪く人が入ってきたとして、その人は私を許してくれるだろうか。ノーリターン。これは、バクチでもなくただの犯罪。やめよう。後者の”待つ”がいいだろう。大の小部屋に鍵はあるが、入り口には鍵がないタイプのトイレ。待てばなんとかなる。が、よほど人がトイレに来なくて、そのせいで、尻がかぶれたらどうしよう。と別の心配がよぎる。
そこで、第3の方法をとることにした。
尻をふく。である。当たり前であるように思えるが、ことはそう簡単ではない。あなたに聞きたい。真っ暗なまま、尻吹いたことありますか?ないでしょう。怖いですよぉ。手探りでトイレットペーパーの場所を探す。まぁ、これはそれなりにできる。トイレットペーパーのカット。これもそれなりにできる。次の段階。うっかり、トイレットペーパーがホールに向かわずずれてしまえば、お手手に直撃。怖いですよ〜。ウォシュレットを使われる方。どのボタンが始動ボタンかわかりませんからね。私はこの始動ボタンを一発でクリア。しかし、水圧が強すぎる。早く”弱”のボタンを押したいが、わかりませんからね。かたっぱしから推していくわけです。その間、悶絶タイムとなっております。最後の工程は、拭き残しの確認。できませんからね。なんてったって、真っ暗ですから。長年のカンを頼りに、きっと大丈夫だろう!と前へ進むしかありません。怖いですよ〜。
全てをクリアし、外へ出る。なぜこんなことになったのか。何がトラブルを引き起こしたのか。このようなことが二度と起こらないように冷静になった頭で考えなければならない。
「センサーの位置が悪い。」これが全てである。施工会社を店長から聞き出して文句を言ってやる。「こちとら、手に奴がつくかもしれなかったんじゃい!」と啖呵を切れば、排泄のスッキリと合わせて2つの意味ですっきりするだろう。
前置きが長くなってしまったが、今回の伝えたいことは、
物事はいろいろな角度から見ないとだめである。
ということ。
施工会社に言いたいことをいう。その会社の成長を思うあまりの行動であり、正しいことである。が、私の方に落ち度はないのか。それを見方を変えて考えなければならない。
私の落ち度。それは、みんなの使うトイレで、不必要な長居をしたことである。
こう言った経験をしたことはないだろうか。「あ〜うんこ洩れる!」と公共のトイレに駆け込んだときに、大が全て埋まってる。「あぁ残念」と、心の中で思う。大の前で待つほどに「早く出てこいよ!」とキレ始め、さらに待つほどに余裕がなくなる。「出てきて〜」と願うようになる。大は誰もみていない。一人になれる個室空間。だからと言って、のんびりしていては次の人に迷惑である。ましてや、そこで、スマホをみて過ごすなどあってはならない。そう、私の落ち度は、大でスマホをいじっていたことである。今回、人が後ろに並ぶという状況にはなっていない。それでも、ダメはダメということなのだろう。
なるほど、見方をかえることで、自分の成長にも繋がることができる。
まとめると、さらに別の見方があることに気づいた。人感センサーを大の範囲まで広げずに施工。とは考えにくい。人感センサーはちゃんと大まで届いていた。何者か、見えない何かがマナーを守らない私にバチを与えたのかもしれない。何者なのか。きっと、トイレの神様に違いない。